子供に「サンタクロースはいないんだよ」と言って、信じてもらえなかったら困りますよね。
そんなときのために、サンタクロースが物理的に存在しえないことを証明してみたいと思います。
- サンタクロースがいないことを証明したい
Contents
サンタクロースの条件
サンタクロースがいないことを証明するために、サンタクロースの条件を定義したいと思います。
- サンタクロースは世界に1人しかいない
- サンタクロースはトナカイが引くソリに乗って移動する
- サンタクロースは24時間で世界中の子供におもちゃを配る
証明
それでは証明していきます。
サンタクロースの仕事
まずはサンタクロースの仕事について考えていきます。
条件で定義したように、サンタクロースの仕事は世界中の子供におもちゃを配ることです。
Unicefによると、2019年時点での子供(18歳未満)の人数は約23億人です。
1世帯にいる子供の人数の平均を3人と仮定します。
サンタクロースの移動距離
ではサンタクロースは24時間でどれくらいの距離を移動しないといけないのでしょうか。
家から家の距離の平均を11mと仮定して計算してみましょう。
トナカイの移動速度
サンタクロースは24時間で76万km移動しないといけないことがわかりました。
サンタクロースはトナカイが引くソリに乗って移動します。
ではトナカイはどれくらいの速度で走らないといけないのでしょうか。
サンタクロースがプレゼントを置く時間は無視できるとして計算してみましょう。
このスピードでトナカイが走ると・・・
サンタクロースが24時間で世界中の子供にプレゼントを配るためには、サンタクロースがプレゼントを置く時間を無視したとしても、トナカイが125km/sの速度で走らないといけないということがわかりました。
このスピードでトナカイが走るとどうなるのでしょうか。
こうなります。
地球の引力を振り切って宇宙に飛び出すために必要な速度を宇宙第二速度といいます。この宇宙第二速度が約11.2km/sです。
トナカイの移動速度(125km/s)は宇宙第二速度の約11倍になるため、この速度でトナカイが駆け出すと、宇宙へ飛んで行ってしまいます。
つまりサンタクロースは物理的に存在することができません。