小学生のときに「0で割ることはできません。」と習ったと思います。
それを不思議に思った人も多いのではないでしょうか?
この記事では「0で割る」ことができな理由をわかりやすく解説します。
実は「0で割る」ことを可能にしてしまうと数学の根底が覆されてしまうほど、大変なことが起きてしまうのです。
- 「0で割る」の答えが知りたい。
- 「0で割る」ことができない理由を知りたい。
Contents
「0で割る」の答えは?
まずは「0で割る」の答えが本当に無いのか確認してみましょう。
まずは簡単なところから。
\(1÷0.01=100\)
\(1÷0.001=1000\)
\(\vdots\)
\(1÷0.00000001=100000000\)
\(-1÷0.01=-100\)
\(-1÷0.001=-1000\)
\(\vdots\)
\(-1÷0.00000001=-100000000\)
- プラスの値を割ると∞
- マイナスの値を割ると-∞
とすれば、いいような気がしますよね。
しかし、数学のルール上では「0で割ることができない」とされています。
「0で割る」ことができない理由
「0で割る」の答えはなんとか作れそうな気がするのに、なぜ「0で割ることはできない」とするのでしょうか?
それは「0で割る」の答えを作ってしまうと数学の根底が覆されてしまうからです。
仮に
\(0=0+0\)
\(\displaystyle \frac{1}{α}=\frac{1}{α}+\frac{1}{α}\)(②式を代入)
\(\displaystyleα×\frac{1}{α}=α×\frac{1}{α}+α×\frac{1}{α}\)(両辺に\(α\)を掛けた)
\(\displaystyle 1=1+1\)(③式を代入)
\(\displaystyle 1=2\)
なども成り立ち、数字が数字の意味を失ってしまうんです。
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